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[教えてください] 不明点も多い中で、追加予算を上申するには?

Anonymous
Not applicable
Blue Prism ユーザーの皆様、
お時間のある範囲で、ご意見賜れますと幸いです。

本日、とある企業にお勤めの方から、以下のような問い合わせをいただきました。

  • 現在、某国産RPAツールで自動化を進めているが、いろいろと限界を感じている
  • CoE組織を作って、しっかりと進めていきたいが、そのためには予算と人が必要だ
  • 上申しようと思うが「それで、どれだけ効果が出るんだ?いつまでにペイするんだ?」と聞かれるのは必至・・・
  • まだ不明な点が多い中で、皆さん、こういうときに、どんなロジックで上申してますか?

効果は出ると思うが、どのくらい出るかはやってみないと分からない。
・・・そんなとき、皆様はどんなロジックで上申されていますか?
ご教示ください!!


どうぞよろしくお願い申し上げます。

市川

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市川 義規
Blue Prism 株式会社
エバンジェリスト
---
Yoshinori Ichikawa
Japan Evangelist
Blue Prism Ltd
Asia/Tokyo
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7 REPLIES 7

MarikoNishiwaki
Level 6
じゃあ、大企業病の中でめっちゃ推進力のある私が答えましょう!!!!
というか、私が上申したときの文言を抜粋します。コピーライトマーク付けてね(笑

まず、RPAを導入するにあたって理解しないといけないことが3つあります。

1) RPAを導入するための想像力醸成(マインド)
  → そもそもRPAってものを知らない人が多いです。なので、必ずRPAは「概念だ」(あーちゃん風)ということを言わないといけません。

2) RPAは業務の在り方を見直し、付加価値生産性を実現する(マネジメント)
  → これは上位目線で俯瞰した形で伝えなければなりません。喫緊の課題はなにか?直近5年で人材はどれぐらい減るのか?リソースは確保できるのか?
    そこに代替するリソースはデジタルレイバーがもっとも安いということを示さねばなりません。

3) RPAの技術開発について(技術)
  → これは、RPAでよく勘違いされるんですが「簡単にできる」ということです。
    間違ってはいないのですが、「デベロッパー」は簡単に育ちます。ですが、「リリースマネージャ」などの仕組みを動かす部分は勉強はもちろん統制組織が必要です。

ここまで実施して、組織に導入が可能になるでしょう。

この中で最も大事なのは1)です。市川さんもよくお分かりのはず。
この概念というものが、某国産RPAのおかげで凝り固まってしまいただのツールに成り下がってます。
BPはその概念そのものが上位であり、達成された後の組織を上位職制の人に「妄想させる」ところまで植え付けないとダメなんです。

私はこのロジックで説明して最終的に「〇〇なロボットがあるとうれしいな」と引き出せたら「勝ち」です。
それを実現すれば絶対味方になってくれます。

とにかく、RPAそのものの「使われ方」を上位職制と妄想できるまで相手を教育しましょう。

効果云々はそのあとです。上位職制はちゃんと自分で電卓はじくようになります。

いかがでしょうか笑

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Mariko Nishiwaki
ProjectAsistantManager
Denso
Asia/Tokyo
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Anonymous
Not applicable
@MarikoNishiwaki さん、ありがとうございます。
なるほど、上の方の想像力が重要ということですね。

私は数字の作文をどうすればいいんだろうなぁ、という
ところに意識が行ってしまい、正直、思いもしなかったです。。
ものには順序があると。
示唆に富む内容、ありがとうございます!
某国産ツールでお悩みの方に、お伝えしたいと思います。

ユーザー・コミュニティなので、技術的な内容も
大事ですが、こういったユーザーならでは知見も
交換できると良いなぁ、と思っています。
そういった場にしていけるように、裏方としても
益々、がんばりたいです☆

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市川 義規
Blue Prism 株式会社
エバンジェリスト
---
Yoshinori Ichikawa
Japan Evangelist
Blue Prism Ltd
Asia/Tokyo
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ykoike
Level 6
思いのほか長く書いてしまったので、結論を先に書きますと、
  • RPA導入は経営課題を解決の一助として、中計年度単位での組織活動に紐づくイメージで導入・拡大計画を実践する(ような雰囲気をにおわせる程度でプレゼ、ン、言いすぎると胡散臭くなるので笑)
  • RPAはコストカッターではないので、効果の活用は経営側に委ねるようにネゴる
  • コスト回収計画は綿密に。最初のうちはKPIと管理値を使って、毎月モニタリングして導入計画を毎月ハンドリングする
  • RPA計画は導入部署のラインマネージャと必ず合意する。現場とマネージャは意見が違いうことが多いですがマネージャが正しいです。(我々が板挟みになります笑)

  • CoE組織を作って、しっかりと進めていきたいが、そのためには予算と人が必要だ
→CoE組織にすると、その中の人をどう食わせるか?に議論が行くのですが、CoEにしたいと誰が言ってるかによって大きく変わると思います。CIOが言っていれば予算は通り易いと思いますが、(CIOではない)RPAの推進担当者が言っていると難しいかなと思います。ただ、現在もRPAをやっているということなので、何らかの課題があって、その結論がCoEモデルとなっていると思うので、過去の反省からCoEモデルということをベースに進めて行くというストーリーはありなかと思います。RPAを上手に活用するというのはCIOの命題となると思いますので、そこを上手に支援する方向で進めるのが良いかなとなります。

  • 上申しようと思うが「それで、どれだけ効果が出るんだ?いつまでにペイするんだ?」と聞かれるのは必至・・・
→RPAはコストカッターでは無いため、業務を最適化することにより経営者(マネジメント側)がやりたいことをできるようになるという方向の方が良いと思います。(業務品質が向上することで、結果的にコスト削減が可能になるが、コストを削るのか、または業務拡大に向けたリソース投入にするは経営判断だよね、というスタンス)したがって、
  • 経営課題ってあるじゃないですか?
  • それっていつまでにやるんですか?
  • では、それまでに既存リソースをどれだけ確保すればよいんですかね?
  • RPAはその一助になると思います。
  • だから、お金ください。あと、各部門でリソース確保するために業務最適化する計画ありますよね?それください。RPAの適用範囲調べてみます。
みたいなノリ(実際にはこんなに軽く言いませんが…笑)だと、RPA導入の本質的な目的がブレないのではないでしょうか。

  • コストのストーリー
参考までにですが、当社ではQC活動の延長線上のイメージで進めていますので、ROIに関しては初年度、みなし効果ベース(論理的な工数削減効果)でrecoupできればOKと言われてます。(上期で数字は終わりましたので、下期はもう効果は見ないで計画的にロボットが作れたかを見ます。我々は現場でロボット作る型です)
我々もPoCで使ったRPAとのライセンス平行稼働期間がありましたが、それも含めて回収しちゃうような投資と効果の計画をラインマネージャや製造管理部門と合意したうえで、かなり細かく作成・実施しています。重要なのは計画(数値目標とRPA導入計画が紐づいていること)とモニタリングですので、年度で無理のない計画(最初は助走で中盤から加速)と毎月の効果モニタリングをしっかり提出(面倒なので弊社では全社公開しちゃってます。笑)すると、多少効果が下振れしていても、それなりに許してくれると思いますし、リカバリ策も取りやすいと思います。

ちなみに、どんなにマネジメント側と合意しても、現場からは嫌がられることがよくありますので、そんなものだとおもってやってます。
喜ばれることも少なくないですが。笑

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Yasuyuki Koike
Specialist
Toshiba IT-Services.corp
Asia/Tokyo
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YoshioKimura
Level 3
ウチも某国産RPAツールを数ライセンス契約していました.
そこからBPさんに乗り換えたのですが,
追加/増強ではなく,スリム化を前面に打ち出しました.

 ・コスト
   数ライセンスで200万円/年 ⇒ 120万円/年(しかも開発者を何人でも増やせます)
 ・組織
   業務部署で作っていると,肝心なロボット化前に業務のムダ取りも出来ないし,野良ロボも防げない
    ⇒CoEだと当たり前にカバーできるうえに,限られた人間がナレッジ共有するから,ロボット開発効率が上がります
    ⇒今よりもロボット化の工数(トータル時間)は減ります
 ・ペイするか
   BPの120万円は,RPAをそれなりの規模の企業で選択するにあたってミニマムコストです
   新人を入れる時にペイするかどうか議論しますか?・・・しませんよね.
     それでもペイするかどうかというなら,120万円分以上の労務費削減効果を出せば良いですよね?
 ・業務品質の向上
   ミスや抜け漏れのない業務を実現できます.
    ⇒製造業なもので,品質ってフレーズに敏感で,活用しました.

上記でボードメンバーのミーティングを使い,説得しました.
少しでもご参考になればと.

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Yoshio Kimura
none
曙ブレーキ工業株式会社
Asia/Tokyo
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Anonymous
Not applicable
@ykoike さん、 @YoshioKimura さん、
お忙しいところ、書き込みいただきありがとうございます!

・・・皆様、投資対効果を細かくはじいて出す、
というよりは、方向性を示して上申されるんですね、、
正直、意外(?)な内容で、大変、参考になりました☆

昔、コンサルしていたときは、お客様に数字に細かい部長さんが
いらっしゃって、WACC を設定して5年の費用対効果とかを試算
してました。。でも、なんか数字をいじるので多大な時間を
要した思い出があります。

引き続き、よろしくお願い申し上げます☆

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市川 義規
Blue Prism 株式会社
エバンジェリスト
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Yoshinori Ichikawa
Japan Evangelist
Blue Prism Ltd
Asia/Tokyo
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KentaroMiura
Level 3
会社として社会の信頼を特に重視している中で、CoE以外ありえないというのが私たちの経営に対するアプローチでした。

某RPA製品の宣伝や雑誌の特集などの影響で、ほとんどの社員はRPAは簡単に作れるものだと認識しています。
その認識があるままCoEを立ち上げるとなると、開発のスピードが落ちるとか、CoEがなくてもできるのだからCoE分だけそのまま余計なコストととらえられてしまいます。

・RPAってそんなに簡単に作れない。教えてあげるのでやってみてください。(⇒結局無理)
・作れたとしても、中途半端なものだと結局日々メンテナンスが必要になるので工数は削減されない。
・野良マクロと一緒の道が見えますよね。
・素人が作ったロボットが社内システムを触っているときに誤動作したら何が起こるかわかりますか。社内ハッカーと同じことをやる可能性があるんですよ。

たびたびシステムトラブルで運航に影響を与えている当社では、ユーザが勝手に開発することのリスクは上位層になればなるほど"何となく"感じていたようです。
上記の誤解を解きつつ、何となく感じているリスクを具体的にお伝えすると、最終的に文句は特にでませんでした。(社風がそうだったのが大きいのですが)

ちなみに、CoE組織ではコスト効果については具体的な数字はコミットしていません。
削減した工数があったとしても、その分即解雇ということが日本では難しい以上、測定可能な定量効果って見えない気がしています。
ただでさえどの組織も人員不足な中、頑張っても残業代の削減でしか定量効果は出せませんし。。。

ただ、利用する各部には、RPA開発着手にあたっては定量・定性どのような効果でもいいのですが目標をしっかり立ててもらっています。
CoEは社内のインフラの一部であって、各業務の責任は各部で持つというのが今のスタンスです。

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Kentaro Miura
Supervisor
JapanAirlines
Asia/Tokyo
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Anonymous
Not applicable
お忙しいところコメントいただき、
ありがとうございます!

ユーザーが簡単に出来る。

社員全員にバラまけば、みんなで自動化して業務改善~☆

レコーディング+画像マッチングでみんなHappy!!

・・・みたいな話、
無くならないですね。。
昨日もこんなことがありました。
https://twitter.com/EnterpriseOcean/status/1169226091493351425?s=20

先日のセミナーでは、こんなことがありました。
https://twitter.com/EnterpriseOcean/status/1167361772593938432?s=20

ちゃんと意見を発信して、
少しずつでも世論を変えていきたいです。

本当のHappyを目指して、がんばるぞー!

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市川 義規
Blue Prism 株式会社
エバンジェリスト
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Yoshinori Ichikawa
Japan Evangelist
Blue Prism Ltd
Asia/Tokyo
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